市井の声・・・
文書室







 環境、教育、防災、国際

 ”スペシャリスト的な見地”から眺めれば、ちぐはぐで、互いに何ら脈絡がないように受け取られるかもしれませんが、たとえば文学にとって、数学、物理学、天文学、化学・・・は、ともに哲学を母胎とする近しい兄弟であり、そんな学問の原風景は、文科系と理数系を違った次元の学術領域と考えたがる現代日本人に意外な印象を与えるかも知れません。もっとも、これだけ哲学が不在の社会であれば、出発点が見えていないのに、学問の流れを体系的に把握しろ、と言う方が無理な注文でありましょう。いずれにしても、学問の血脈同様、世の中のあらゆる要因は、その実、密接に連動し合っているものです。
 ですから、強いて批判に甘んじるとしたら、広汎な主題をバランス上、二文字で表記できる項目に封じ込め、結果的に輪郭がぼやけてしまった表現力の弱さでしょうか。

環 境  手弁当の無償奉仕で行われるボランティア活動では、畢竟、地球の温暖化に歯止めをかけることはできない。いわゆる一連の環境ビジネスを、利潤の追求を信条とする資本家でも能動的に取り組める、独立した産業に育て上げ、これを機軸にパラダイムの刷新をはかる。あわせて、食料の自給率も、ひとまず100%(独立国として、ごく当然の、±0の状態)をめざす。
教 育  現代社会において、社会の基本は教育である。しかるに、日本人の美風は久しく日教組によって蚕食され、保守派と呼ばれる政治家は党利党略に狂奔するばかりで、なんら有効な対策を打とうとしなかった。単に年齢を重ねた幼児が親となって我が子を虐待し、少年同士は大人から教え込まれたエゴに則って血みどろの争いを繰り広げる。崩壊の危機に瀕した社会に、我々は実学をもって、再建の糸口をひらく。子供ばかりでなく、成人の啓発活動にも力を注ぐ。
防 災  日本は火山列島である。最近とみに地震が頻発し、火山活動が活発になっている。にもかかわらず、天変地異の前には砂上の楼閣に過ぎない経済や福祉、国民年金の問題ばかりが論議されている。非常事態に備えた訓練の遂行など、民間レベルで可能な限りの体制作りを進めたい。なお、人為的な災害への対応、すなわち「防犯」と「国防」も、ここで提唱する「防災」の範疇に含むものとする。
国 際  天然資源に乏しい我が国は、有償無償を問わず、他国から物資を調達しないことには立ち行かない。理想はともかく、我々が取り組むのは「友好の促進」ではない。人口六十三億。飽和状態に達した地球上で、極力武器を用いず、生存領域を確保していくには、世界の現状をできる限り正確に認識し、外交力の強化をはかるしかない。我々が提起する「国際」とは、取りも直さず、サバイバル能力の練磨である。

 論拠は総じてネガティブな調子ですが、我々は、こうした公と向き合う活動を通して、壮大な視野と使命感が青少年のあいだに育まれ、日本人が迷走する世界に「道義の一石」を投じられるくらいの、明晰で強靭な民族へ脱皮していく明日を夢見ています。










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